改めて、うちの子供に伝えたい。地球温暖化。後編

こんにちは。

 

皆さん、地球温暖化の現状を前編でお伝えしました。6月に入りましたが、私の住んでいるニュージャージーでは80華氏(26℃)を超える日々が続いています。日々暑いです。エアコンつけたい。でももうちょっと我慢したい。温室効果ガスを空気中に排出しちゃうから。。我慢。日本では真夏でこの室温でみんな毎日頑張ってるんだ。でも、暑すぎて、いらいらしちゃうので、家庭の平安を保つためにエアコンつけています。反省。

 

エアコンや冷蔵庫に使われているフロン、生ごみ、家畜の息から出るメタンも地球の熱を放出することを遮って地球を暖めてしまう温室効果ガスだということです。

 

著しい経済成長をしている中国、インド。今までエアコンや冷蔵庫などの家電を使っていなかった家庭がエアコンなどを使い始め、世界で使われているエアコンの台数を想像してみても、急激に増加しているんだろうと容易に想像できますよね。

 

今日は地球温暖化防止のために各国でどんな政策、アプローチがとられているのかお話ししてみたいと思います。

 

まず、自分の身近な生活の範囲内でのお話をしたいと思います。私が住んでいるアメリカでは、自分が住んでいる家や自分が所有している家にソーラーパネルを設置した場合、連邦収入税でソーラーパネル設置費用の一定の割合がタックスクレジットとして認められます。分かり易くいうと、例えばソーラーパネルを設置するのに2万ドル(約200万円)費用が掛かった。その設置が2019年だった場合は2万ドルの30%の6千ドル(約60万円)が連邦収入税から引かれる。設置が2020年の場合、26パーセント5千2百ドル(約52万円)が引かれる。2021年に設置の場合は22パーセントの4千4百ドル(約44万円)が引かれる。という具合です。連邦税が60万円、50万円ひかれるのですから大きいですよね。

 

東海岸でもソーラーパネルを付けている家をよく見かけます。西海岸だともっと多いのではないでしょうか。

 

また、電気自動車を買うと、2018年当初で連邦収入税が最大で7500ドル(約75万円)節税になっていました。(州の収入税にも電気自動車クレジットが存在しますので、連邦、州を合わせると相当な額が節税となっていた。)それが、地球温暖化なんて本当は存在しないんだと言っているトランプ政権下で電気自動車の連邦税での税優遇を取り払ってしまいましたが、バイデン大統領は電気自動車の連邦税での税優遇を回復してくれるということです。

 

炭素税、カーボンプライシングも各国導入しています。炭素税につきましては、ダントツトップを行くのはスウェーデンですね。さすがです。スウェーデンは自国の経済は石油産業の上に成り立っていません。ですので、こんな政策をとることができるのでしょう。ノルウェーでは2030年には新車販売においてガソリン車、ディーゼル車は発売できないという声明を発表しました。ヨーロッパ各国、中国、また、アメリカの一部の州では同様の政策を打ち出しています。日本の主要産業のひとつは自動車産業ですね。エンジン車から電気自動車への移行はなかなか難しいと思います。従来のサプライチェーン(町工場で作られている部品など)から引き上げるのは容易ではないと思います。2030年までに実現するでしょうか。見守りたいところです。

 

ここで炭素税、カーボンプライシングについて分かり易く教えてくれている動画を見つけましたので、お時間ある方はご覧ください。

 

www.youtube.com

 

家畜が出すげっぷやおならから来るメタンガスについて次のビデオで教えてくれています。英語のビデオです。

www.youtube.com

 

アメリカでは脱家畜の勢いが増してきています。動物性たんぱく質ではなく植物由来の食材で作られた人工肉のBeyond Meatがものすごい勢いで注目を集めるようになりました。すみません。こちらも英語のビデオになります。

 

www.youtube.com

 

また、私たちの生活には欠かせない食べ物、石鹸などに使われているパーム油がめちゃくちゃ、森林伐採につながっています。失われた森林を回復するべく、植木をされている現地のかたのお話も含まれています。

 

www.youtube.com

 

ここで、頼もしい若い世代のリーダーたちを紹介したいと思います。

 

朝日新聞で読んだ記事です。 露木志奈さんです。彼女は自分が問題だと思った環境問題に取り組むために、在学中の慶応大学を休学し、日本中の学校で環境問題について自分より若い世代に講演をして、一人一人が環境問題に取り組むことが一番大切だと訴えています。彼女の生き方に感動しました。朝日新聞の会員ではない方は申し訳ないです。

digital.asahi.com

 

気候変動問題を訴える若い世代のリーダーといえばこの方を紹介しないわけにはいきません。

 

スウェーデンのグレタサンバーグさんです。

 

”なんか、むきになっちゃって。大丈夫か?”と感じている人はたくさんいます。

 

でも、この小さな子供が全身で今の地球の気候変動について愕然と失望し、世界のリーダーに全霊で訴える姿に鼓舞された若い人々が世界各地で気候変動に対する対策を訴えかけるデモを始めました。彼女が一人単位で運動を始めなければ、ここまでの世界の若い層での団体エネルギーは生まれなかったでしょう。

 

www.bbc.com

 

気候変動についてはまだまだお伝えしたいことは山ほどありますが、まずは、みなさんにこのような状況が実在していて、わたしたち一人一人が自分のできる範囲で行動することが大切だということをシェアしようと思い、このブログ前半に続き後半を書きました。

 

ご家庭でお子さんとの会話の中に気候変動について、また、これから世界のリーダーがまた、毎日生活を実際にになっている一人一人がどういう歩みをしていかなければならないのかについて語り合って頂けたら幸いです。