子供の大学受験までに必ずやっておきたいこと
娘は今12歳です。
大学受験に向けて本気で準備するまでにあと何年ぐらいでしょう?4年といったところでしょうか。
私自身小学生の時はバレエを習っていて、自分自身ではときめいていました。また、中学に入るとバレエから新体操にスポーツを変えて、燃えていました。自宅の2階の自分の部屋で、夜になると、窓ガラスに映る自分の姿を見ながら、冷房もありませんから、夏は汗をだらだら流しながら毎日数時間練習していました。こん棒など天井にぶつかるのも気にせず練習に明け暮れて、燃えまくっていました。中学3年になるころには新体操は引退し、高校受験のため進学塾と自宅の往復の日々を送っていました。
猛勉強の結果、希望した高校に合格しました。
高校は進学校でしたので、一律で少しでもいい大学または学部に入るためにまた受験勉強の日々を送っていました。
今、思い返すとわたしは中学生まで体の中で燃えていた何かに対する炎は受験勉強で浮き消されたんだなと思います。
大学受験、大学進学、就職難の中、就職先を見つけて就職。
なぜか、いつも、気持ちが満たされないまま社会人人生を送っていました。
本当に自分はこんな人生を送りたいのか。自問自答をしない日はないような数年を送りました。
結婚をし子供ができて娘も小学校高学年に入り、地元でも有名な進学塾に通わせました。当然、塾での課題をこなすわけですから成績は上出来でした。
いつも学校から家に帰ってきて無表情で高得点のテスト用紙をさらっと落としていく娘。まったく無感情です。親ですから娘が高得点を取ってくると、舞い上がります。
すごいね!って褒めるけど、娘が無感情、無表情なことが気になっていました。
日本にいる両親に娘が高得点のテストを持って帰ってくるたびに連絡をして、報告をしていました。その時に母に、いつも娘は無感情で喜ぶのは自分だけと伝えていました。
周りから見ると、ちゃんとタフな仕事もこなして、しっかり生活しているように見える私ですが、なぜかいつも自分の人生、こんなふうに送りたかったのかという自問自答は頭から離れません。
幼少期から今までの私の人生をよくよくたどっていくと、受験勉強で私の体の中にあった炎は消されたんだろうなと思います。
受験勉強で学んだことに感動してそこからさらにその知識を使って仕事をやっていくようなシナリオであれば特に問題ないと思いますが、私の場合受験勉強で記憶したことなどはっきり言ってなんにも覚えていません。歴史の年号と出来事の名前を暗記。テスト後、忘れる。みたいな繰り返しをやって、社会人になってしまった私。自分がなにに感動するのか、自分は絶対に譲れないものはこれだっていうような炎がまったくないまま社会人になってしまいました。
自分の子供には目を輝かせながら人生を送ってほしいです。
日に日にその願いは強くなりました。
娘、学習塾、やめました。わたしがやらせていた習い事、スポーツ、すべてやめました。
毎年夏休みは勉強が主なスケジュールになっている夏季学校に通っていましたがそれもやめます。
ドキュメンタリー好きな娘。今年の夏は自粛生活の延長で家でドキュメンタリーを沢山みて沢山感動をできる時間を送ってほしいです。
あとは、マインクラフトというゲームが大好きなので、マインクラフトのYoutubeビデオを作ることを推奨してみようと思います。
体の中に炎が存在すれば、燃えます。燃えれば、勉強や努力なんて、親が無理強いしなくても、自分からやるでしょう。私が中学生だった時、1階にいる家族がうるさいかなとか天井にこん棒が当たって天井が壊れるかなとか気にもせず何時間も汗を流しながら練習したように、フロー状態になるでしょう。
こどものモチベーション、順番通りにつけてあげることが大切だと思います。
大学受験の準備をするまでに最大限感動させて炎をともらせるお手伝いをすることが親の仕事かなと思っています。
テストの高得点めざす子育てやめるまで、とっても真剣に考えて、とっても勇気のいる決断だったので、ながながと書いてしまいました。
失礼いたしました。