コロナ自粛中にゲーム中毒になった5歳息子 前編

お久しぶりです。

 

コロナ自粛中に、1960年代築でぼろぼろだった自宅の工事、引っ越し、日々の仕事で、息子に付き合ってオフスクリーン活動をする時間がなく、アイパッドを与えていた。

あたりまえだけど、5歳の息子は画面中毒になりました。

 

自粛が始まったころは、なんとなく毎日のルーティンを決めていて、朝食ー>運動ー>勉強っぽいことー>ランチー>運動ー>図工っぽいことー>教育番組視聴ー>夕食ー>テレビ、ゲームっていう流れでなんとなく毎日を送っていて、コロナ自粛ってコロナにかかってない私たち家族にとっては子供にフルチャージで関われるし、いつも幼稚園とか、小学校でなにやってるか見えなさすぎだし、ホームスクールで勉強しながら子供が得意なこと、不得意なことが見えて、どういうアプローチが必要かなど見えるから、結構いいななんて思っていました。

 

が、仕事時間が比較的フレキシブルで、息子と娘の行動を監視していた夫の仕事の状況が一転して、まったく子供たちのスーパーバイズが出来なくなり、呑気にコロナ自粛でホームスクールできて楽しいなんて思っていた日々は終わりました。

 

大口のお客さんと電話で話してるのに横によってきて、ママー、ママー、もじゃもじゃ、(何言ってるかわからない)、たいくつーー、の日々、とうとう、ある日、自分を見失って、5歳の息子の頭をたたきました。

 

大口のお客さんとの電話中にすりよってきてぐずる息子、お客さんに息子の声が聞こえたらだめだと必死にぐずる息子を追い払う私、お客さんと話しながらもイライラが募り、電話を切った瞬間、ぶちぎれして、息子の頭をたたきました。児童虐待です。

 

しばらくして、気分が落ち着いた後に、家から一歩も外に出られず、12歳姉にも無視され、友達との交流もないなか5歳で自分で打ち込めるものを探し続けるなんて、無理なのは当たり前なのに、根性論でルーティンを守るなんて、できるはずないなと。

 

息子のことをたたいてしまった私は、また同じようなことは起きるだろうと息子に朝からアイパッドをあげることにしました。

 

当然、朝から、自分の大好きなマインクラフトというゲーム、マインクラフトのYoutubeビデオ視聴で多分一日5時間はアイパッドの画面を見続けていたと思います。

 

最初は、そういう息子を横目に心の中で、本当に大丈夫かなと思いながらでも仕方がないので、そのまま、仕事をしていました。何週間か過ぎるころには、Youtuberが話しているの聞いて語彙力もすごく伸びるし、マインクラフトで創造性も伸びるし、息子の目はキラキラしているし、永遠に続くわけではないから、いいかも?なんて思ってきました。そんなこんなで、何週間かこういう生活が続きました。

 

私の住んでいるニュージャージー州は6月15日より幼稚園オープンしました。

 

コロナのケース数がまた多くなってきているので一度は見送ったが、このままアイパッドとの生活を続けて画面中毒になるリスクより幼稚園に行ってコロナにかかるリスクのほうが少ないなと判断して、息子を幼稚園にやることにしました。(シックハウス症候群でアレルギー反応もでていたのもあり)

 

蓋を開けてみると、息子の通っている幼稚園では9月のKindergarten入学に向けて少しアルファベットや算数を子供たちにやらせているようですが、見事に、紙と鉛筆でアルファベットを書くことができず、他のお友達はすらすらやって、遊びに移っているのに、息子だけ、アルファベットがかけずに、机に座ったまま、泣いていたらしいです。

 

Addictionの定義は、簡単に言うと、その物質(コーヒーやアルコールやドラッグ等)が無いと通常の機能を果たさなくなる状態らしいです。

 

通常の状態からコーヒーを飲むと、気分や脳の働きがブーストされて通常の状態よりもいい状態になるのはAddictionではないらしいです。

 

その物質が体に入って初めて通常の状態になる状態をAdditionというらしいです。

 

息子はアイパッドを見ていないといつも退屈と感じるようになっていました。アイパッドを見ていないと、疲れているといつも言っています。アイパッドを与えた瞬間にシャキッとして、目が輝き始めます。外に出る時にもアイパッドを持っていくようになりました。私たちも息子が静かにしてくれるなら、いいよっていう状態になっていました。りっぱなAddictionです。

 

茂木健一郎さんや、ホリエモンも、子供はずっとゲームやって、ネットサーフィンやっとけばいいって言ってましたが、結構、12歳の娘には参考になるかなと思っていましたが、5歳には、ちょっと無理があったようです。

 

先週、ちょっとした出来事をきっかけにアイパッド中心の生活を一変しました。

 

その後の結果については後編で書きたいとおもいます。息子が起きてきてアテンションプリーズなので、さようなら。